格ゲーやFPSをされているユーザーは特に回線速度が重要になります。
私はいまだにPS4でApexLegendsをほぼ毎日プレイしています!
PS4におすすめしたいLANケーブルとルーターの記事は以前書きました。
そちら検討されている方はご覧ください!
【徹底考察】PS4にオススメなLANケーブル、ルーターまとめ
今回はPS5、PS5proで、回線速度を左右する「LANケーブル」と「ルータ」について、どれが最適なのかを解説します(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
PS5のスペックを確認
まずみるべきところはPS5、PS5proのスペック表です。
ここでは必要最低限の情報を書き出しておきます。
【PS5(PlayStation5)】
型番:CFI-2000シリーズ
ネットワーク:Ethernet(10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T)×1
IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth v5.1
【PS5 Pro(PlayStation 5 Pro)】
型番:CFI-7000シリーズ
ネットワーク:Ethernet(10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T)×1
IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax/be
Bluetooth v5.1
まずは上の2つの基礎知識を確認しましょう。
『Ethernet(イーサネット)』とは?
Ethernet(イーサネット)とはパソコンなどを有線で接続するための通信規格です。
私たちが有線接続する際に使うのはLANケーブルが多いですが、光ファイバーや同軸ケーブルも同じ用途で使用されます。
PS5に有線接続に使用するのはLANケーブルなので今回はLANケーブルの説明に限定します。
PS5、PS5 Proともに規格は
10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T
です。これについて掘り下げていきます。
『〇〇BASE-△△』だけではよく分からないことでしょう。これはLANケーブルの規格である『カテゴリ(CAT)』に関係しております。
CATはケーブル本体に印字してあるのでもし家で使っていたら見てみてください( ^ω^ )
カテゴリ5 | CAT.5 |
カテゴリ5e | CAT.5e |
カテゴリ6 | CAT.6 |
カテゴリ6A | CAT.6A |
カテゴリ7 | CAT.7 |
カテゴリ7A | CAT.7A |
カテゴリ8 | CAT.8 |
対応Ethernet:10BASE-T,100BASE-TX
伝達速度:約100Mbps
伝送帯域:100MHz
対応Ethernet:10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T
伝達速度:約1Gbps
伝送帯域:100MHz
対応Ethernet:10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T,1000BASE-TX
伝達速度:約1Gbps
伝送帯域:250MHz
対応Ethernet:10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T,1000BASE-TX,10GBASE-T
伝達速度:約10Gbps
伝送帯域:500MHz
対応Ethernet:10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T,1000BASE-TX,10GBASE-T
伝達速度:約10Gbps
伝送帯域:500MHz
対応Ethernet:10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T,1000BASE-TX,10GBASE-T
伝達速度:約10Gbps
伝送帯域:600MHz
プチ疑問:CAT.6AとCAT.6eについて
表を見て鋭い方は
「あれ?CAT.6AとCAT.6eってスペック同じなのでは??」
と疑問に思ったかもしれません。
この違いは、規格が団体に承認されているか否かです。
CAT.6e→CAT.6Aの順で登場しましてここ最近はCAT.6eはめっきり減っているらしいです。
家電量販店に見に行きましたが、6A表記ばかりでしたね。
「IEEE802.11〇〇」とは?
Wifiの正式名称です。ちなみに〇〇にはアルファベットが入ります。
先程紹介したPS5規格表「IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax」はつまり
IEEE802.11a,IEEE802.11b,IEEE802.11g,IEEE802.11n,IEEE802.11ac,IEEE802.11ax
が対応していることを意味しています。
【IEEE802.11〇〇の種類】
規格名 | 登場年 | 周波数帯 | 通信速度(最大) | ナンバリング |
IEEE802.11a | 1999 | 5GHz | 54Mbps | |
IEEE802.11b | 1999 | 2.4GHz | 11Mbps | |
IEEE802.11g | 2003 | 2.4GHz | 54Mbps | |
IEEE802.11n | 2009 | 2.4GHz/5GHz | 600Mbps | Wi-fi4 |
IEEE802.11ac | 2014 | 5GHz | 6900Mbps | Wi-fi5 |
IEEE802.11ax | 2019 | 2.4GHz/5GHz | 9600Mbps | Wi-fi6 |
IEEE802.11be | 2023 | 2.4GHz/5GHz/6GHz | 46000Mbps | Wi-fi7 |
※「ナンバリング」について
今までWifiの名称はIEEE802.11〇〇と長ったらしいものでしたが、IEEE802.11nから分かりやすい表現としてナンバリング名称が付けられるようになりました。
LANケーブルの規格
実際のLANケーブルを見ていきましょう。
適当に1商品ピックアップしてみました。
選定する上で見ると良いところは
長さ、対応伝送帯域、形状
です。
『長さ』
接続環境を見て決めましょう。少し余裕を持った方が良いかと思います。
『対応伝送帯域』
こちらは先程説明したCATについての項目ですね。ちなみに
オーグメンテッドカテゴリ6=CAT.6A
エンハンスドカテゴリ5=CAT.5e
です。
『形状』
商品説明には書いてありませんが、写真から判別できます。
「スタンダードタイプ」「スリムタイプ」「フラットタイプ」があり、それぞれ特徴があるので理解しましょう。
「スタンダードタイプ」
昔からあるタイプ。直径約5.6mm。
こちらは長距離に配線する場合に適していますが、形状からわかるように小さな曲げに適していません。
「スリムタイプ」
スタンダードタイプよりも細いです。直径約3.8mm。
細い分曲げやすく、足に引っかけにくいです。
「フラットタイプ」
平たいタイプ。薄さ約1.4mm。
ピックアップした商品はこのタイプですね!
これのいいところは何よりカーペットの下に通しても気にならないってところです。
ズバリ、PS5,PS5proに最適なLANケーブルの条件は?
・あまりに高スペックなLANケーブルを使ってもPS5が対応していなければ無駄。
・とはいえできるだけ新しいLANケーブルの方が良い。
PS5のスペック的にCAT.7〜のカテゴリはPS5に対応していないためその辺りを考慮すると
CAT.6かCAT.6A
辺りが良いかと思います。
ルータを選ぶ際に気にするべきポイント
ルータについてPS5に最適な機種を選ぶ際に見ると良いポイントは
(無線接続の場合)IEEE802.11 axに対応しているか
(有線接続の場合)Ethernet(イーサネット)規格←基本大丈夫!
(有線接続の場合)LANポートの数(大体4つ)←ハブを使えば増やせます
(無線接続の場合)トライバンド対応←他にいろんな機器を接続する場合
(無線接続の場合)ストリーム数←アンテナ数ともいう
(無線接続の場合)ビームフォーミング
(無線接続の場合)最大通信速度(Wi-Fi)←ストリーム数と関係あり
(無線接続の場合)IEEE802.11 axに対応しているか
無線接続の場合一番大事なこと。
PS5が対応しているIEEE規格で最大速度が一番速い規格です。
とはいえaxが登場したのが2019年ということで、現在市場に出回っているルーターは大抵対応しているので心配することはないかも。
PS5proならIEEE802.11beにも対応していますのでそれに合わせるのもあり!
(有線接続の場合)Ethernet(イーサネット)規格←基本大丈夫!
PS4のイーサネット対応規格は
10BASE-T,100BASE-TX,1000BASE-T
です。
こちらも今市場で出回っているルータならまず大丈夫。
(有線接続の場合)LANポートの数(大体4つ)
いくつかの機器にLANケーブルを接続したい場合はLANポート(LANケーブル日の差し込み口)の数も重要です。
もし足らなくなったらハブというLANポートを増設する機器を使いましょう。
大体4つのが多いです。
(無線接続の場合)デュアルバンドかトライバンドか
トライバンドとは2.4GHz帯1つと5GHz帯2つ両方の電波を使って同時に通信すること。
電波が増えるってことは接続台数が増えても安定して高速な通信を提供できます。
ちなみに2.4GHz1つと5GHz1つの電波を使って通信することを「デュアルバンド」と言います。
現在市場に出回っている安いルーターは大体デュアルバンドかと思います。
接続機器は少ないならデュアルバンドで十分かと思います( ^ω^ )
トライバンド…2.4GHz×1本+5GHz×2本
(無線接続の場合)ストリーム数
ストリーム数が多いほど最大転送速度が変わります。
また接続機器が多くなっても同時に通信できます。
2〜4本が多いですね!
(無線接続の場合)ビームフォーミング
「ビームフォーミング」とは特定の方向へ電波を送信する技術。
子機へ集中して電波を飛ばせるのでその子機に安定した通信を与えられます。
(無線接続の場合)最大通信速度(Wi-Fi)
こんな感じにパッケージに記載されています。ストリーム数が多いほど最大通信速度は速くなります。
ズバリ、PS5に最適なルータの条件は?
以上をまとめますと
IEEE802.11axに対応している
トライハンド対応←同時接続機器が少なければデュアルバンドでも良
ストリーム数が多い←4本が良
ビームフォーミング対応
LANケーブルの選定が大事
おすすめLANケーブルを紹介!
いくつかLANケーブルを紹介します。
【バッファロー】 ツメの折れないLANケーブル BSLS6ANU
★スタンダードタイプ
★CAT.6Aまで対応
★長さ5mでちょうど良い!(他のバリエーションもあり)
★ツメが折れないLANケーブル(通常使用の場合のみ)
【ELECOM】LANケーブル スーパーフラット ECLD-GFATBK
★フラットタイプ
★CAT.6Aまで対応
★ツメが折れないLANケーブル(通常使用の場合のみ)
おすすめルーターを紹介!
次にルーターを機能を解説しながらいくつか紹介します。
【BUFFALO】WiFi 無線LANルーター WSR-3000AX4P/N
IEEE802.11規格 | a/b/g/n/ac/ax |
LANポート数 | 3 |
ビームフォーミング | ○ |
MU-MIMO | ○ |
デュアルバンド/トライバンド | デュアルバンド |
最大通信速度(Mbps) | 2,401(5GHz)+573(2.4GHz) |
ストリーム数 | 4 |
★家電雑誌『家電批評』2024年1月号掲載
★iPhone16,15,14,13/Nintendo Switch/PS5動作確認済み
昔から馴染みあるメーカー。
雑誌に掲載されてさらに安心。無難な一品でしょう。
【TP-Link】無線LANルーター Archer AX73V
IEEE802.11規格 | a/b/g/n/ac/ax |
LANポート数 | 4 |
ビームフォーミング | ○ |
MU-MIMO | ○ |
デュアルバンド/トライバンド | デュアルバンド |
最大通信速度(Mbps) | 4,804(5GHz)+574(2.4GHz) |
ストリーム数 | 6 |
★ストリーム数が6で同時接続に強い
【TP-Link】無線LANルーター Archer BE450
IEEE802.11規格 | a/b/g/n/ac/ax/be |
LANポート数 | 5 |
ビームフォーミング | ○ |
MU-MIMO | ○ |
デュアルバンド/トライバンド | デュアルバンド |
最大通信速度(Mbps) | 5,764(5GHz)+1,376(2.4GHz) |
ストリーム数 | 4 |
★Wi-Fi7に対応。PS5proを無線で接続したい方はぜひ。
最後に
ここまで見て頂きありがとうございましたm(_ _)m
回線速度が遅いと快適にゲームができません。
これから環境を整える方、速度が遅いと悩んでいる方
一度ご検討ください!