【高校数A】整数の性質「素数と素因数分解」を元数学科が解説

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数学
ジル
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みなさんおはこんばんにちは。

お疲れ様なジルでございます!

前回に引き続き整数の性質についての記事になります。

 

 




『素数』とは?

まずは素数について、そもそも素数とはなんぞや??

ズバリ素数とは

1とその数自身以外に正の約数を持たない数

のことです。

ジル
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ちなみに素数でない数は合成数と言います。

素数はこれから数学でよく見かけると思いますので覚えときましょうね!

約数について分からない方は、前回の記事にまとめてありますので良かったらご覧ください。

 

「素因数分解」について

さて本題の素因数分解について勉強する前に「因数」「素因数」について理解しましょう。

「因数」について

例えば”72″について

72=3×24
72=2×3×12

みたいに1つの数に対していくつかの掛け算のパターンで表せますね?

このように1つの数をいくつかの掛け算に分解するのを因数分解と言います。

ジル
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みなさん因数分解は中学数学で習いましたよね?あれです!

例えば

x2+9x+18=(x+6)(x+3)

これは「x2+9x+18」を
(x+6)×(x+3)
という掛け算に分解しているんですね(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

 

実際に素因数分解をやってみよう!

いよいよ本日のメイン『素因数分解』を解説します!

素因数分解とは

素数のみの因数分解

です。

例えば”72″なんかは

72=3×24
72=2×3×8

など因数分解できます。パターンを全て出してみましょう。

72=2×36
72=2×2×18
72=2×2×2×9
72=2×2×2×3×3

これを「因数分解」「素因数分解」に分けます。

素因数分解の計算方法

先ほど例に出した”72″はそんなに大きい数字ではないので簡単に素因数分解できますが、もっと大きな数字を素因数分解する時はこうはいきません。

こんな時に使える素因数分解の計算方法をお伝えします(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

を使います。

 

例えば”882″を素因数分解してみましょう!

①素因数分解する数字を一番上に書く

ほいこんな感じ!

②割り切れる数字を左に書く

例えば882は偶数なので素因数2で割り切れますね?なので

こう書けます。下には割った商を書きます。

これを、商が素因数になるまで続けます。

ジル
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ここで役に立つ知識が前の記事で扱った『倍数の判定法』です。

なんのことだか忘れた方は下に記事を貼っておくのでおさらいするように!

【高校数A】整数の性質「約数と倍数」「倍数の判定法」を元数学科が解説
今回は【高校数学】【数A】『整数の性質』から「約数と倍数」「倍数の判定方法」を解説しました。教科書だと3、4ページくらいで収まる内容を丁寧に解説してみましたので、数学が苦手な方はぜひご覧ください!約数、倍数の定義や倍数の判定方法の証明などなど…

 

では実際に素因数分解してみましょう(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

以上から

882=2×32×72

 

頻出問題を解説

ジル
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結構出てくる問題を解説します!

これらの解き方はぜひ理解しておいてね( ^ω^ )

問題1:480nが自然数になる最小の自然数nを求めなさい。

ジル
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まずみなさんが自然数になる条件を覚えていますか?

苦戦しつつ調べるあざらし
苦戦しつつ調べるあざらし

ルートの中がある自然数の2乗になっていることだったかな…?

ジル
ジル

正解!

例えば

9=32=3
64=82=8

みたいなね!

 

では手順を追ってじっくり丁寧に解説します( ^ω^ )

 

手順❶:nの◯を素因数分解する

480を素因数分解してみましょう。

よって

480=25×3×5

 

手順❷:❶に何を掛ければ2乗になるか考える

480=25×3×5×n=2

を満たす最小のnを考えましょう。

 

ここで注目して欲しいのが

24=(22)2=42
36=(33)2=272

つまり

2x=(x)2

が成立するってことです( ^ω^ )

さらに

(22×32)=(2×3)2=62
24×36=(22×33)2=1082

も成立します。

以上から次に考えるのは

480=25×3×5
の各因数25,3,5の指数を偶数になるように調整する。

ことです。

ジル
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『指数』みなさん覚えていますか?

25の5の部分です。

 

 

25の指数
指数は5は奇数より、2をもう1つ掛けて
25×2=26
と調整します。

・3の指数
3=31であってつまり指数は1で奇数なので、3をもう1つ掛けて
3×3=32
と調整します。

・5の指数
5=51であってつまり指数は1で奇数なので、5をもう1つ掛けて
5×5=52
と調整します。

つまりですね

480=25×3×5について

(25×3×5)×(2×3×5)=26×32×52
=(23×3×5)2

が成立します(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

したがって

n=2×3×5=30

答えはn=30

 

問題2:600nが自然数になるような最小の自然数nを求めなさい。

ジル
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こちらも頻出問題ですので解き方覚えときましょうね!

 

 

手順❶:nの○部分を素因数分解する。

600を素因数分解してみましょう。

つまり600=23×3×52

 

手順❷:❶の数に何を割れば2乗になるか考える。

600=23×3×52

各因数について

23の指数
指数は3で奇数なので、2で割って偶数になるように調整しましょう。
23÷2=22

・3の指数
指数は1で奇数なので、3で割って偶数になるように調整しましょう。
3÷3=1=30

ジル
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x0=1は覚えておきましょう(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

52の指数
指数は2で偶数なのでそのままでオッケー。

 

つまり600=23×3×52について

6002×3=23×3×522×3=22×52=100=102

したがってn=2×3=6

答えはn=6

 

最後に

《素数》
1とその数自身以外に正の約数を持たない数
のこと。
《素因数分解》
素数のみでする因数分解
のこと。
素因数分解はとても大事な考え方なので絶対理解しましょう。
次回も引き続き整数の性質についての記事を書く予定ですのでみなさんぜひ見てくださいね!
ジル
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楽しい数学Lifeを!