【高校数一】『ヘロンの公式』を使いこなそう|三角形の面積の求め方のまとめ

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数学
ジル
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みなさんおはこんばんにちは。

ついつい汚れが気になると徹底的に掃除したくなるジルでございます!

今回は新たな三角形の面積の求め方をご教授します。

 

以前書いたこちらの記事で解いた問題を使ってみます。

 

【高校数学】正弦定理・余弦定理を利用して三角形の面積を求める。
今回は【高校数学】【数I】『図形と計量』で正弦定理・余弦定理を利用して三角形の面積を求めます。

 

 

a=8,b=6,c=4の三角形の面積はS=315でした。

その際、

 

①正弦定理・余弦定理を用いて、公式を使わずに解く方法

S=12bcsinA=12casinB=12absinCを用いて解く方法

 

を紹介しました。

今回はまた違う解き方を勉強しましょう!

 




ヘロンの公式

早速公式紹介!

____________________________________________________________

三辺の長さがそれぞれa,b,cの三角形△ABCを考える。
この時
s=a+b+c2
とおくと、三角形△ABCの面積Sは
S=s(sa)(sb)(sc)
で求められる。

__________________________________________

こういうものです。

先程のa=8,b=6,c=4の三角形の面積をヘロンの公式を用いて求めてみましょう。

まずはsを求めましょう。

s=8+6+42=9

とまあ簡単に求められまして、次に本題の面積Sを求めます。

S=9(98)(96)(94)

=9×1×3×5=315

 

 

練習問題(3通りの方法で解く)

ここ最近紹介した三角形の面積の求め方を確認しがてら問題を解いてみましょう!

 

問題:次のような△ABCの面積Sを求めなさい。a=3,b=6,c=7

 

解①:正弦定理・余弦定理を使って解く

特別な公式を使わない場合はこの方法です。

今回の問題のように3辺の長さが出ている場合、次の手順で答えが出せます。

❶:どこかの角のcosを求める。
❷:❶で求めたcosを用いてsinを求める。
❸:❷で導いたsinを使って三角形の高さを求める。
❹:底辺×高さ×1/2で面積を出す。
ではやっていこう!

❶:どこかの角のcosを求める。

 

今回はAについて求めましょう。
ジル
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B,Cそれぞれについて求めても結局最後は同じ答えになります。練習がてらやってみてください!

ではどうやって?みなさんもちろん分かりますね?そう『余弦定理』です!

32=62+722×6×7×cosA
⇩(式変形)
9=36+4984cosA
⇩(式変形)
84cosA=76
⇩(式変形)
cosA=7684=1921

❷:❶で求めたcosを用いてsinを求める。

こちらは

sin2θ+cos2θ=1

を使えばいけます。

sin2A+(1921)2=1

⇩(式変形)

sin2A=1192212=212192212

 

ジル
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ここで212192の部分に注目。こちらの部分は展開して求めてもいいんですが、因数分解辺りで習った
a2b2=(a+b)(ab)
を使えば簡略化できます!

⇩(式変形)

sin2A=(21+19)(2119)212=40×2212=80212

⇩(式変形)

sinA=80212

⇩(式変形)←ちなみに三角形の性質上0<A<180°\sin A \lt 0$

sinA=4521

 

❸:❷で導いたsinを使って三角形の高さを求める。

こちらの三角形に注目。

上の画像のように高さをと置くと

sinA=h6

よって❷で出したsinAを代入して

4521=h6

⇩(式変形)

21h=245

⇩(式変形)

h=857

 

❹:底辺×高さ×1/2で面積を出す。

ここまでこればあとは楽勝!

S=7×857×12=45

 

 

解②:S=12bcsinAを使って解く

次に公式を使ってみます。

 

❶:どこかの角のcosを求める。
❷:❶で求めたcosを用いてsinを求める。
❸:公式に代入する。
❷まではさきほどの解き方と同じです。

❶:どこかの角のcosを求める。

 

余弦定理より
32=62+722×6×7×cosA
⇩(式変形)
9=36+4984cosA
⇩(式変形)
84cosA=76
⇩(式変形)
cosA=7684=1921

❷:❶で求めたcosを用いてsinを求める。

こちらは

sin2θ+cos2θ=1

を使えばいけます。

sin2A+(1921)2=1

⇩(式変形)

sin2A=1192212=212192212

⇩(式変形)

sin2A=(21+19)(2119)212=40×2212=80212

⇩(式変形)

sinA=80212

⇩(式変形)←ちなみに三角形の性質上、0°<A<180°\sin A \lt 0 $

sinA=4521

 

❸:公式に代入する。

S=12bcsinA=12casinB=12absinC

に代入します。

今回はsinAが出ていますので、S=12bcsinAを利用します。

S=12×6×7×4521=45

 

 

③:ヘロンの公式を使って解く

 

《ヘロンの公式》
三辺の長さがそれぞれa,b,cの三角形△ABCを考える。
この時
s=a+b+c2
とおくと、三角形△ABCの面積Sは
S=s(sa)(sb)(sc)
こちらを利用します。
❶sを求める。
❷ヘロンの公式を使う。

❶sを求める。

s=a+b+c2

に代入しましょう!

a=3,b=6,c=7より

s=3+6+72=8

 

❷ヘロンの公式を使う。

S=s(sa)(sb)(sc)にa=3,b=6,c=7,s=8を代入します。

S=8(83)(86)(87)

=8×5×2×1

=80=45

 

最後に(今回のまとめ)

3辺の長さが分かっている三角形の面積の求め方を3通り紹介しました。

 

①正弦定理・余弦定理を使って解く。
❶:どこかの角のcosを求める。
❷:❶で求めたcosを用いてsinを求める。
❸:❷で導いたsinを使って三角形の高さを求める。
❹:底辺×高さ×1/2で面積を出す。
②面積Sについて
12bcsinA=12casinB=12absinCを使って解く。
❶:どこかの角のcosを求める。
❷:❶で求めたcosを用いてsinを求める。
❸:公式に代入する。
③ヘロンの公式を使って解く。
❶sを求める。
❷ヘロンの公式を使う。
《ヘロンの公式》
三辺の長さがそれぞれa,b,cの三角形△ABCを考える。
この時
s=a+b+c2
とおくと、三角形△ABCの面積Sは
S=s(sa)(sb)(sc)
全部の方法で解けるようになるのが一番いいです。
今回伝えたかったことは
・便利な公式がある。
・公式を無理に覚えなくても解ける。
この2つです。
数学は公式がたくさんあるので、全部覚えるのは大変かと思います。
苦戦しつつ調べるあざらし
苦戦しつつ調べるあざらし

お、覚えきれねぇ…(-。-;

ジル
ジル

大丈夫!私も公式はあまり覚えていません!笑

今回言いたかったことは、公式を無理に覚えなくてもやっていけるということ!

私は最低限のことしか覚えておりません。しかし大学数学科まで進学できました。

何度も言っていますが、大事なのは場数です。

たくさん問題を解きましょう。繰り返しときましょう。

それが一番の近道です。

ジル
ジル

楽しい数学Lifeを!