毎日家と会社の往復。特に目標もなくなあなあと過ごしているなあ
夢はでっかく大会社の社長!けど俺なんかにできるのかなあ
営業回っても思った成果が出ないなあ
やばい失敗してしまった。もうダメだ…
日々働いている社会人、勉強している学生のみなさん
「目標」を持っていますか?
これ聞くと意外に持っていない人多いのではないでしょうか?
今回紹介する本は、「テッペン」についての本です。
本書で「テッペン」は目標と定義づけています。
非常にストレートで濁りのない言い回しですよね。
テッペンというワードで映画「クローズzero」を思い出しました!
本の紹介
今回紹介する本は
『テッペン、獲ろうか』小澤辰矢著
になります。
✔︎大きな失敗をして悲観している方
ぜひ読んでいただきたい!
著者について
↑小澤さんのyoutubeチャンネル『中卒40歳年商12億円経営者』の動画です。
本の内容紹介
小澤さんの人生は非常に濃く、成功の裏で数々の心痛くなる裏切りがありました。
普通の人なら逃げ出したくなるレベルです。
しかし小澤さんは乗り越えました。その過程も語られていて、今困難に直面している方には刺さると思います。
また小澤さんは生コン業界にとって画期的な製品(「エコスル」や「ドットコン」)を生み出した開発者としての一面もあり、その発想に至った状況も語られています。
「テッペン」を目指して動き続けたからこそ開発できたと、本書を読んで思いました。
印象的な箇所7選
『「自分はほかの人間とは違う」という印象を、相手に強く刻み込むことだ』
自分が勤めている会社と、価格も仕事内容もさほど変わらない競合他社なんていくらでも存在する。
ーならば、強い印象を与えた方がいいに決まっている。
小澤さんが考える「営業の作法」です。本書では、実際に行なっていた具体的な作法も載っています。
『信じていた人たちが、それまでとは真逆の態度で俺に攻撃してくるつらさはハンパじゃなかった』
「俺には守るべきものがある。死んでしまったら楽になるかもしれないが、そんな無責任なことはできない。まだ生きて、やらなければならないことがある」
小澤さんの心の強さが見えました。自身の会社が大きくなってお金を持つようになってから、連続してエグい苦難が襲いかかります。私なら耐えられず逃げ出してますね。
『覚悟を決めて変化を求める』
会社とは、しっかり働いて、その対価として給料を得る場所である。それ以上でもそれ以下でもない。
小澤さんは「自分が従業員だったころ」の価値観を社長になってから従業員に押し付けていました。
しかしほとんどの従業員はそれに当てはまらないことを理解して、改めて「会社の在り方」を考え抜いて大きく舵を切りました。
『東京のキャバクラから、熊本の被災地へ』
ただ金を稼ぐだけでなく、その金を使ってなにかを残せる人になろう。
2016年の熊本地震直後に小澤さんが自ら調達したトラックで災害物資を調達・配達するエピソードです。
この章読んでてウルッときました。
2024年に発生した能登半島地震でも物資を届けています。
↑その時の状況を語った動画です。
『児童養護施設の設立という「究極のテッペン」』
俺の幼少期の経験は、ひょっとして貧しい子どもたちを救うために天が与えてくれたものではないか?
子どもは、自分から声をあげることができない。だから、そこに手を差し伸べる大人が必要なのだ。
『孤独と向き合う強さを持とう』
孤独だから、寂しいからといって、他者やアルコールに救いを求めていたら、一生誰かに依存し続けることになる。
友達は大事だ。家族も大事だ。でも、ひとりで孤独を受け止める強さを持ってこそ、真の自立を果たすことができるのである。
『はっきりいうが、「人生は経験で決まる」』
「大変そうだ」とか「悪いことが待ち受けているのではないか」とも考えない。行動の先には、希望しかない。
ポジティブな未来しか予想していないから、行動を始めるまでのスピードも誰より早い。
実業家の堀江貴文さんも「今の時代はとにかくスピード感が大事」と語っていますね。
最後に
『テッペン』、目標を目指すために大事なことは「決断」と「行動」です。
「失敗」が頭をよぎるでしょうが失敗したら修正や出直しをすればいい。
他人はそんなに人の失敗を気にしていません。自分のことで精一杯なはず。
小澤さんは決断や行動の際、「かっこいいか、かっこ悪いか」を基準にしているとのこと。
シンプルですが、小澤さんの壮絶な人生を見た後だと、その言葉に重みを感じます。
「日本一の児童養護施設」を作った後も、また別の『テッペン』を目指すに違いありません。
✔︎大きな失敗をして悲観している方
✔︎『テッペン』を目指したい方
ぜひ『テッペン、獲ろうか』を手にとって動き始めましょう!