【本の要点】
- みなさん、勉強はお好きですか?
嫌いな人が多いでしょう。今回紹介する本の著者「こーずぶろぐ」さんは、社会人でありながら、平日は1〜2時間、休日は8〜10時間勉強しています。
私も社会人ですが、これだけ時間を確保するのは大変です(特に休日)。
どうやってここまで勉強時間を確保しつつ集中してできるのか?その秘訣が書かれています。
根性論ではなく、科学や心理学を大いに利用した方法になっております。 - 勉強はコスパのいい努力です。
準備もテキストや文房具から始められますし、1人ででき、そんなに大きなスペースを必要としません。敷居が低いんですね。それでいて〇〇合格というわかりやすい成果が待っているわけです。
ただし勉強のゴールを見誤ることは避けましょう。よくあるのが勉強を目的化してしまっている人。
あくまで勉強は「手段」。目的は「自分の思い描く未来を実現する」ことです。勉強して満足していては意味がありません。 - まずは机に向かうために。
最初に目標設定をしましょう。これが「やる気の要」になります。その目標を徹底的に分析して、達成するためのチャートを作成する。現在の位置を把握したり、マイルストーンを設定したり。
あとはモチベーションを保つこと。「なりたくない姿」を想像しましょう。こうなりたくない、だから勉強頑張ろう!と自分を奮い立たせましょう。 - 後半からは、具体的な時間の使い方や科学的に効率の良い勉強法、集中力を保つためにできることがたくさん紹介されています。
勉強する人のみならず、私のようなブロガーにも刺さります。私もブログが手につかないときはたくさんあります。
本書を参考にして、よりたくさんの記事を書き、そのクオリティも向上させたいです。
今すぐ実践できるものばかり。いくつかのテクニックはすでにやっているものでした。「これで正しかったんだな」って再認識できました。
著者について
刺さった箇所7選
モチベーションを高める自己認識ハッキング
「自己認識ハッキング」とは、あなたの勉強に対する認識を変えていくことです。
「自己認識ハッキング」が本書で大事なキーワード。
勉強に対してみなさん良いイメージないですよね。「勉強は面倒くさい」「勉強なんて嫌い」って方ばかりでしょう。学生の頃は強制的に勉強されていたので当然です。

勉強に対して良いイメージを自分に植え付け始めることから始めよう!
私が勉強を続ける理由はもう1つあります。それは、「コスパのいい努力だから」です。言い換えれば「誰でも比較的簡単に、やろうと思えばいつでも始められて、かつほぼ確実に成果につながる努力」ということです。
私は「どんな外的要因にも影響されず、あらゆる要素を自分でコントロールできる」、その最たるものが「勉強」だと思います。
勉強って、最低限テキストと文房具で始められますよね。敷居が低い。
場所をとるわけでもありませんし、すぐに始められます。かつ成果がわかりやすい。
今のご時世、会社に入ればもう安泰なんてないですよね。自分の価値を自分で上げていく必要があります。仕事の後に勉強できるスペースも増えていますよね。

生き抜くために自らの価値を上げていきましょう!
アウトプットをすることで、自分が勉強したことについてどれだけ理解しているかを確認できるだけでなく、理解を深めるきっかけにもなります。
このアウトプットがないと、人は学んだ知識を短期間で忘れてしまうのです。
「勉強している自分の姿」ってどうイメージしますか?おそらくみなさん”机に向かってノート、テキストを広げてペンを使いながらやる”イメージではないでしょうか?この場合のアウトプットは”ノートにペンで記入する”ことです。
でもアウトプットって他にもありますよね。テキストの内容を口ずさむなど。
テキストを読むだけではインプットだけになってしまい、記憶に定着しません。インプットと同じくらいアウトプットをしましょう。

たとえば私は書評ブログで記事を書くことで、読書(インプット)に対してのアウトプットをしています!
目標設定は「SMART」に!
目標を立て終わったら、一度この5項目に沿っているかを確認してみてください。「SMART」をクリアする目標を立てることができていれば、あなたの未来はかなり具体的に想像できるはずです。
「SMART」はSpecific(具体的)、Measurable(測定可能)、Achievable(達成可能)、Relevance(関連性)、Time-bound(期限設定)。

これらは目標設定に必要な要素であります。以前記事で紹介した「目標達成の全技術」にも近いことが書かれていました。
「空腹」というのは、人間にとって生存の危機にさらされてる状況。食料を探すため、本能的に脳が集中モードに入りやすいのです。
夜の時間は静かで集中しやすく、アウトプットに最適な環境が整っています。
お腹いっぱいになると眠たくなりますよね。これは、消化負担が大きくなってしまったり、血糖値が高くなってしまったりするのが原因とされています。
夜ご飯の後集中したい場合は、食べすぎないようにしましょう。

私最近これを意識しています。集中したい前のご飯は少なめに、または終わった後に食べる。さらに血糖値が上がりにくくなる飲み物を併せて摂るのもアリ。
ただし、空腹時間が長すぎても、血糖値の低下で集中力が落ちるらしいのでそこはいい塩梅でやってみてください。
勉強の処理水準を理解せよー脳を積極的に使う「深い処理」をしたときほど記憶に残りやすくなる
テキストの内容をそのまま書き写すのではなく、内容を自分なりに要約したり、補足情報を加えたりして、このノートだけで概要を把握できるかどうか?を意識しながら書いています。
アウトプットの方法によって脳への定着度が変わってきます。
形式的処理、音韻的処理…浅い処理
意味的処理、文脈的処理…深い処理
深い処理をしてインプット。それをノートなどにアウトプットする(再構築する)プロセスが重要なのです。ただ書き写すよりも、まとめたり、よりわかりやすく書き換えたりして最高のオリジナルノートを作る方が内容が定着します。
パブリックコミットメント(宣伝効果)で自分を追い込め!
勉強の目標を達成するために、「私はいつまでに、どんな目標を達成するのか」を周りの人に宣伝することは非常に有効です。
宣伝することで逃げ道をなくす。誰にも言わないとどうしても甘えが出てしまいます。こちらも以前紹介した「目標達成の全技術」で触れられていました。

私はとりあえず当ブログで目標を宣言してみようかなと考えています。そしてマイルストーンも作って定期的に進捗状況を記事で報告するとか面白そう!
3行ノート
この本を読んだ方に併せてオススメしたい本
◎「目標達成の全技術」三谷淳

実は人には無限の可能性があります。目標を達成するくせがつくと、「自分にはもっとすごいことができるのではないか」とワクワクし、さらに成長した自分を想像しながら次の目標を立てるのが楽しくなります。目標を立てる楽しさに気づくと、毎日がハッピーになります。
ポイントは、①③は楽観的に、②は悲観的に、です。
今回紹介した本と共通した内容もあり、併せるとより本書が理解できると思います。
◎「頭を鍛える5つの習慣」水上颯

「才能」でも「素質」でもなく、「習慣」でここまできた。そう自負しています。”天才”物理学者アインシュタインは、「天才とは努力する盆栽のことである」という言葉を残していますが、僕もこの言葉に全面的に同意します。
周りからは天才だと言われてきましたが、実は違う。習慣でここまで成長できたとのこと。水上さんが頭を鍛えるためにしている「勉強」「読書」「記憶」「時間」「アウトプット」の5つの項目に関する習慣が書かれています。