【本の要点】
- 本書のような書籍を読んでいるそこのあなた、年間目標とか設定していますか?
本書のタイトルが気になった方は、現状に満足していないのではないでしょうか?
ただし、目標を設定したとしても実際に叶えられる人ってそんなにいませんよね。
私も目標設定したこと何度もありますが、満足いく結果だったことはあまりありません。
本書では、「目標の立て方、実行の仕方」などを解説しています。 - 昔のような「会社に入ってしまえば終身雇用で安泰!」なんて時代は終わりました。価値のない人間は淘汰されます。
そうなると、個々の力を自身でつけていくのが大事になってきます。
計画を練って実力をつけましょう。
目標達成に必要なステップ
①目標を設定する②実行計画を作る③計画を実行する
ですが、大事なのは「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」 - 目標達成の3ステップのやり方を知った上で、できる人とできない人がいます。
できる人の特徴は「いつも『ストレッチゾーン』の中にいて、その状態を楽しんでいる」こと。逆にできない人の特徴は「『コンフォートゾーン』でぬくぬくしている」ことです。
コンフォートゾーン、ストレッチゾーンともうひとつ『パニックゾーン』があり、いずれも心理学用語。
コンフォートゾーン…安心、快適に感じるエリア=成長しない
ストレッチゾーン…適度なストレスを感じるエリア=成長し続ける
パニックゾーン…通常ではない状態のエリア=動けなくなってしまう
コンフォートゾーンから抜け出せない人は「現状維持バイアス」にとらわれているからかもしれません。 - 目標達成に影響を及ぼすのは「行動力=スピードや手数」「公欲=人の役に立ちたいという心」「向上心=成長したいという心」です。
ひたすら行動することでそこに情熱が生まれます。
公欲の反対語は「私欲」。どんなに私欲が強い人間でも、人間のDNAには公欲がインプットされているとのこと。
公欲な目標は達成すると褒められるので、モチベーション維持に繋がります。
向上心はもちろん、目標達成に必要ですね。
著者について
刺さった箇所7選
人間には無限の可能性があります。ですから目標は、「楽観的に構想」して高く設定することが大切です。低すぎる目標は本気になれないので、かえって達成の確率を下げてしまうのです。
この第1ステップでつまづいてしまう人の多くは、目標とスローガンを混同してしまっています。
「とりあえず小さな目標から始めよう」と、目標設定を低くすると逆に達成できなくなるという、意外な話。
高い目標設定をすると、達成までの過程で道に迷ってしまうかもしれません。そんな時には「マイルストーン」を設定しましょう。
「ストレッチゾーン」が目標達成のキモ
人はコンフォートゾーンにいるよりも、ストレッチゾーンにいたほうが作業効率が上がり、高いパフォーマンスを発揮できるということです。
「コンフォートゾーン…安心安全な領域」「ストレッチゾーン…適度なストレスが感じられる領域」です。ともに心理学用語。
コンフォートゾーンは位心地がよく、ついつい長居してしまいます(「現状維持バイアス」の影響もあります)。でもその中では自己成長できません。
「火事場の馬鹿力」なんて言葉があるように、ある程度ストレスがかかった環境の方が人は成長できるのです。
目標達成が上手な人はいつもストレッチゾーンに身を置いていて、苦手な人はいつもコンフォートゾーンに身を置いているとのこと。

私はコンフォートゾーンが大好き。普段と変わったことをしたくないチアぷ。でもそれじゃ成長できないんですね。まずは、いつもと違う道を歩いてみたり、いつもと違うお店に入っていたりと、小さなことから始めていきたいです!
目標に向けて精一杯取り組めば、達成できてもできなくても、いいことしかありません。成功の反対は失敗ではなく、「行動しないこと」だからです。
なぜ目標を立てたがらないかというと、目標を公言したら達成できないと恥ずかしいとか、格好悪いという見栄や思い込みがあるからなのです。
すごくわかる!目標を人に教えちゃうと、達成できなかったらどうしようと考えてしまうんです。だから私は、自分の夢や目標は他人に語らないタイプ。

でも公言した方がいいらしいので、ブログに目標とか書いちゃおうかな?
「夢」はなかなか叶わない「目標」はすぐに達成できる!
夢と目標が混ざるとうまくいかない
みなさんは「夢」と「目標」の違いわかりますか?
本書ではバチっと違いが明記されています。それは
①検証可能性(達成できたかを具体的に検証できるか)
②期限(期限があるとリアルな行動計画を考えることができる)
です。

目標は夢に比べて具体的な設定ができます!
「まさか」に備える8割ルール
目標達成までの道のりには人生と一緒で、3つの坂があります。1つ目は、何をやってもうまくいく順風満帆の「上り坂」。2つ目は、何をやってもうまくいかない逆風の「下り坂」。3つ目は、想定外の事態が起きて立ち止まってしまう「まさか」です。
行動計画を練る段階の話。悲観的に設定しましょう。上り坂は8割、残り2割は下り坂かまさかだと思っておいてください。
また、最初の計画は「やれば必ずできること」から始めると良いとのこと。

2割はうまくいかないだろうという悲観的なプランニングを意識しよう!
新たな目標を考えることは楽しく、「あれもしたい、これもしたい」と考えがちですが、時間は有限で、誰にも1日24時間、1年365日の時間しか与えられていません。
やらないことを決めないと結局動けない
どれだけ優秀な人でも1日24時間は我々凡人と同じ。つまり時間の使い方次第でその差を縮めることができるというわけです。

私もやりたいことがたくさんあるのですが、時間が足らない状態。1日48時間あればいいのにって思ったことが何度あったことかw
「結果は選べない、行動は選べる」というように、精一杯できることをやったのであれば、たとえ思いどおりの結果が出なかったとしても仕方がないと考えます。
目標の未達成は決して恥ずかしいことではありません。得られるものは必ずあります。
ひたすら行動しましょう。数をこなすことが大事。PDCAサイクルを回して目標達成までの質を高めることもできますし、そこに情熱も生まれてきます。
3行ノート
この本を読んだ方に併せてオススメしたい本
◎「99%はバイアス」ひろゆき

いくら説得しようとも、データを与えようとも、意外と人は真実を信じない。聞く耳を持っていないと、効果がない。自分で自分に「思い込みがあるかもしれない」と、気づかないといけないのだ。自分自身は思い込みから逃れ、逆に、他の人はあなたに対して思い込みを持つ。そのギャップが、「影響力」になる。
本書にたびたび登場した「現状維持バイアス」。この『バイアス』というものにフォーカスを当てた内容。ちなみに残り1%は「努力」です。1「1%の努力」も併せて読んでみてください。
◎「かすり傷も痛かった」箕輪厚介

成長することこそが自分の存在証明であり、成功するために努力は惜しまない。眠い、苦しい、忙しい。常人には耐えられないようなハードシングスを乗り越える。あらゆるリスクやトラブルは折り込み済みで、向かい風と返り血こそが存在証明だ。自分が間違っていると疑うことは一度もなく、自分を信じて、走り続けた。
こちらの前に書かれた「死ぬこと以外かすり傷」の内容を自分で振り返った内容になっています。
「死ぬこと以外かすり傷」の全内容が収録されていますので一石二鳥です。