今世の中は目まぐるしく変化しています。
10年周期で起こるような革命が5年、いやもっと早いスパンで起きています。
そんな時代、今までのやり方では到底追いつきません。
周りの雰囲気に合わせるな。自分を曝け出せ。
ひたすら働いて自分を売り込め。私というブランドを作り出せ。
熱狂しよう。バカになれ。夢中になれ。
本の紹介
今回紹介する本は
『死ぬこと以外かすり傷』箕輪厚介著
になります。
著者について
編集者の枠にとらわれず、多岐に渡り活躍しています。
YouTubeやSNSでも積極的にコンテンツを提供しています。
編集者として数多の著名人と仕事を共にして影響を受けた方。
印象的な箇所17選
『予定調和にロジカルに考えても計算通りのものしか生まれない。無難に生きても何も起こらない。無難に生きても何も起こらない。誰かが作った道を踏み外す。カオスにこそ、まだ見ぬ景色があるのだ。』
いつもの空間に身を置いてぬるま湯に浸かっている中でどれだけ頑張っても、一定ラインからは抜け出せません。
些細なことでもいいからいつもと違う行動をしてみると、意外なアイデアが出るかもしれません。
私はチャレンジが苦手。でも些細なことなら始められるかも!
『ギリギリの綱渡り。どっちに転ぶか危うい状態でなんとか落ちずに走り続けろ。そうやって初めて鮮やかな結果が出る。』
与えられた仕事を段取りに沿ってこなす。それじゃ新しいことは生まれません。
無理なことをやり遂げることで大きな成果が生まれます。
「無理はなあ、通すためにあるんだよ!」
箕輪さんが勤める幻冬舎の社長「見城徹」さんが箕輪さんにかけた言葉。
それが幻冬舎に移籍するきっかけになったらしいです。
いちいち上司に許可を求める、常識に沿って仕事をしていてはあまりに遅く、大きな仕事などできやしません。
痺れますね。私は無理を通してきたことはほとんどありません。
『ルールや習慣とは、船にとっての錨のように普遍で重い存在ではない。常に変わり続ける。おっさんは昔からの習慣を守りたがる。当たり前だ。そっちにほうが自分が変わらずにすんで都合がいいからだ。』
某転職サイトのCMを思い出しました。やりたいことがあって上司に相談したが軽くあしらわれてしまい、転職を決意する内容。
実際こんな会社あるあるなのでは?
上司から自分の意見を否定された時、それに飲まれて意見をなかったことにしてはいけません。
何回か飲み込まれるともう戻ってこれなくなります。
同調圧力性が強い日本人は特に難しいかも。
意識的に人と違うことをやってみよう!
『しかし僕の実力が20倍になったわけではない。僕がしたことは、無謀にも市場に出て行き、自分の腕一つで稼がなければならない状況に自分を追い込んだだけだ。』
多忙になった箕輪さんが、より活動しやすくなるために、都内のマンション(月収の2/3以上)を借りた時の話。
あと20万月収を稼がなければならない状況に自分で追い込んで、凄まじいスピードで成長しました。
最終的には箕輪さんの月収は20倍にしてみせました。
しかし箕輪さん曰く、別に実力が20倍になったわけじゃないとのこと。
自分を追い込むことで、稼ぐことに貪欲になり、それが身を結んだだけのこと。
『知っているということが、いずれ必ず武器になる。分断された世の中だからこそ、情報を浴び、知を獲得しろ。意識くらい、高く持て。』
日本は発展途上国と見比べると情報面でとても恵まれています。
誰もがスマホを持っており、溢れんばかりの情報を手に入れることができるようになりました。
一方でアプリゲームなどの娯楽も一気に増えました。
スマホをどう使うかは自分次第。スマホの使い方によって人々は分断されるようになりました。
恵まれた時代、たくさんの知識を蓄えよう。
『僕は幻冬舎では「ブランド」を稼いでいる。1時間50万のコンサルでは「金」を稼いでいる。地方講演はノーギャラだが「未来」を稼いでいる。地方に仲間を作ることは僕はこの先やることで重要な役割を果たすからだ。』
箕輪さんはぶっちゃけ会社をやめても十分なくらい稼いでいます。
しかし会社には会社のメリットがあります。
箕輪さんは仕事ごとに稼いでいるものを言語化しています。それが大事。
『いくら予算がかかるか分からない企画であってもその場で「やりましょう」と即決する』
トラブルは出てくるでしょうが、それは出てから考えます。
営業全般に言えますね。
お客様から「〇〇してくれない?」と言われた際、「分かりました!」とすぐ言える人と「一度上司に相談してから連絡します」という人、前者の方が印象いいですよね。
先ほど紹介した見城徹さんの「無理はなあ、通すためにあるんだよ!」に通じます。
一度返事を保留したり、否定から入るのはあまり印象良くありませんね。
私もこんな人間になりたいです。
『自分は何者で、何がやりたくて、今何をしているか。自分という者が激しく問われる。そこに共感が生まれればフォロワーは増えていき、ビジネスにおいても熱烈な支持者になる。』
今SNSやYouTubeで個人を売り込める時代です。
成功すると自分自身をブランド化することができます。
今はモノが溢れる時代。
自分を売り込むには自らを曝け出した方がいい。
自らが丸裸になることで相手の警戒心も薄れ、共感してくれる人が出てきて、それがフォロワーとなります。
丸裸になるのって勇気入りますよね。でもその殻を破ると新しい世界が待っていると思います。
『人の何十倍も努力しろ、と言うけれど、人間はみな平等に24時間しか持っていない。不眠不休で働いたとしても、時間で考えるとせいぜい人の2倍しか努力はできない。では、どこで差がつくか。それは、「昨日までできなかったことをできるようにする」ということを日々積み重ねることだ。』
目標があって、それに向かって頑張っている人、実は遠回りをしていないだろうか。
例えば天ぷら屋。「10年ルール」と言われているが、今はネットを漁れば技術がタダで見られるし、youtubeでプロが天ぷらを解説する動画もあがっています。
昔に比べて、ショートカットして成功する土台が今はあります。
個人がひたすら努力すれば結果が出てくる時代。
ただし人は24時間平等。これだけはクリロナでも大谷翔平でも我々も変わりません。
昨日の自分より何かひとつできるようになろう。
やれることをひとつひとつ積み重ねていく。これが山となり成功につながる。
『どうにか乗り越えられる量ではだめだ。それでは能力爆発は起こらない。絶対に無理、どんな方法を使っても不可能だというくらいの負荷を自分にかける。すると苦境を乗り越えようという防衛本能が芽生え、進化する。進化は危機からやってくるのだ。』
ピカソはなぜ画家として有名になれたのか。
圧倒的の作品を世に送り出したから。
自分を成長させるには、絶対に無理というくらいの負荷をかけて自分を追い込むことが大切。
頑張ったらいけるくらいの目標ではダメ。
量は裏切りません。
私ももっとブログを盛り上げたい目標はあります。でも圧倒的に努力が足りてません。
やります。
『「やりたいです」「考えます」などと言っている悠長な奴に黄金の果実は降ってこない。』
この口癖を「やります」に変えた時行動スピードが飛躍的に上がります。
もちろん失敗も増えます。
また、「やりたい」を言い続けていると取りこぼしが生まれます。
箕輪さんは6割くらいは自然消滅しているらしいです。
『彼らの本を作りながら、間近で見ていて僕はいつも思う。「これだけ血の滲むような圧倒的努力をしていたら、そりゃ成功するに決まっているわ」と。』
今トップで活躍している人たちは、才能があるとか立場が恵まれているとかだけではありません。
見えない裏で圧倒的努力をしています。
堀何人か著名人の具体例が書かれていましたが、エグいですよ。ここまでやれるかってくらい。
どんなことでもいい。何か一つに圧倒的努力してトップになろう。
どんなことでもトップになれば、意外な繋がりができるかもしれませんよ。
『この人と話しているときは一番自分らしくいられる、と思われるかどうか。』
人と交渉しようとする際、丸裸になることが大切。
こちらがガードを上げていると相手もガードを上げます。
特に相手が偉大だと、毎日のようにたくさんの「はじめまして」の人と接しています。
中には騙す目的で来る人もいるわけで、そんな輩を相手にしていると一般人よりガードが固くなるのです。
ガードしあって交渉は難しい。こちらからガードを下げて相手の反応を伺いましょう。
『相手が自分に憑依してくるまで、想像して想像し尽くせ。』
大きな交渉ごとをしたいならば、その相手のことをひたすら研究するべき。
憑依するレベルまで研究しましょう。
人によって適する切り込み方、交渉術は違います。
箕輪さんは昔からブンセキ癖があり、同級生や街行く人をブンセキしていたとのこと。
『好きなことをやる、というのは重要だ。そこから逃げるな。しかし、そのために数字から逃げるな。金を稼げ。金を稼いでロマンを語れ。』
好きなことをやる自体は素晴らしいこと。
利益を求めないことならそれで構いませんが、稼ぐことを視野に入れていたり、お金がかかることの場合、どうしても結果が求められます。
『周りが引くくらい著者と本に没入する。誰よりも感銘を受け、実行し、自ら本の化身となりながら、その本のメッセージを生き方をもって体現する。』
箕輪さんがブレイクした要因に、自身が携わった本の内容を実践したことがあります。
箕輪さんは一般的な編集者より圧倒的に著者と心身ともにしています。
本を読んで終わりじゃダメです。本から何か得られなければ。
あとで紹介する「3行ノート」なんてとっかかりにはいいですよ!
『努力は夢中に勝てない』
『己を、奮い立てせる言葉。』(岸勇希)に書かれている言葉。箕輪さんが編集した本。
努力をしているとどうしても苦しい時期がやってきます。
夢中であれば、楽しくてやっていることなので苦しくなんてなりません。
圧倒的努力をするより夢中になれた方がいい。
夢中になれることはなんだろう。
本書から学んだ3つのこと(3行ノート)