【書評】”日常系アニメ”ヒットの法則|日常系アニメはつまらない?

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いろいろ紹介
ジル
ジル

みなさんおはこんばんにちは。

細かいほこりが気になるジルでございます!

突然ですがこちらをご覧ください…

私はアニメ好きで特に日常系アニメを見るのですが、こういうの見ると悲しくなりますね。

以前日常系アニメの魅力を考えて記事にしてありますのでよろしければご覧ください!

 

日常系アニメがつまらない?いやいや、私が良さを語りましょう。
みなさんは日常系アニメ見ていますか?巷では「日常系アニメはつまらない」という意見を耳にします。しかし日常アニメには素晴らしい魅力があります。今回は私が考える日常アニメの魅力、良さを少しだけ語ります!

 

批判もあるものの、大ヒットした日常系アニメはたくさんあります。

有名なのは『けいおん!』ですかね。あとは『ごちうさ』や『らき☆すた』やなんかも人気出ましたね。

 

ただ

苦戦しつつ調べるあざらし
苦戦しつつ調べるあざらし

一体全体なぜ『けいおん!』や『らき☆すた』などの日常系アニメが流行ったんや?

ジル
ジル

えっとそれは…(あれ?実際なんでなんやろ?)

仮にも日常系アニメをブログで扱っている身。説明できるようにしたい!

そこで参考書を探してみたところ、見つけました。

 

”日常系アニメ”ヒットの法則

こちら

『”日常系アニメ”ヒットの法則』

キネマ旬報映画総合研究所・編

です!

 

 

 

・日常系アニメを生んだ”空気”とは?
・日常系アニメを受け入れた”空気”とは?
・日常系アニメはなぜ作られた?
この辺りが解説されています。
なおこの本の著者は株式会社キネマ旬報社で、雑誌『キネマ旬報』『キネマ旬報NEXT』書籍、ムック等の発行している会社です。




中身の要約

日常系アニメを生んだ”空気”とは?

日常系アニメの起源、ゲーム文化、歴史的事件は繋がっている!?

「日常系」と呼ばれる作品傾向が広まり出したのは、21世紀に入って数年が経ってからのことだ。この時代に起きた事件や現象として、何を思い浮かべるだろう?

「9.11テロ」「阪神淡路大震災」「地下鉄サリン事件」 etc…

 

『ポストモダンの条件』を著したフランスの哲学者、ジャン・フランソワ・リオタールによれば、「ポストモダンとは大きな物語の終焉」であるとしている。

 

 

サブカルチャーの1つであるゲームにも同じ頃変化が生まれる。

ドラクエのようなRPGから始まり、ポケモン、モンハンと物語重視な傾向からコミュニケーション重視に移り変わる。

 

こうした社会不安が蔓延する殺伐とした時代の中で、自己完結する「物語」より、ファン同士が結びつきやすい「コミュニケーション」的なものの方が好まれ、受容されるようになったことは、想像に難くない。

 

日常系アニメを受け入れた”空気”とは?

 

昨今の社会情勢の中で〜同好の士とのコミュニケーションやそのための場所を求めるように〜インターネット・ツールが充実したことで満たされることになった。
その中でコンテンツ自体も、よりコミュニケーションが取りやすいものに変容していった。
この渦中で産声を上げた日常系作品が多くの人々の心を掴んだのは、実に自然な流れだったのかもしれない。

 

 

テレビ放送されるアニメーションも、本来は「コンテンツ志向」のメディアである。

日常系アニメは「コミュニケーション志向」的な性格も持ち合わせている。

 

動画共有サイトで変わる視聴形態

動画共有サイトにて絶大な人気を誇り有名になった日常系アニメもある。

また日常系アニメの特徴として「全体が1つの物語」でなく「小さな物語の連続」というのがあり、それが動画共有サイトと相性が良いのだ。

 

 

気づき

・日常系アニメを論理的に分析できた。

 

グラフを多用しながら論理的に日常系アニメを分析しています。

また具体的な作品もたくさん登場しており、理解もしやすいかと思います。