【レビュー】『ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち』を読んだ感想・学んだこと

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書評

【本の要点】

  • 2022年11月、OpenAI社が生成AI「ChatGPT」をリリースした。
    ユーザーは瞬く間に広まり、2023年1月には億人を突破。
    これは文章を生成してくれるAIだが、他にも画像を生成してくれたり、仮想世界を生成してくれるAIもある。
    生成AIより、世の中は一気に発展するだろうが、「AIに仕事をとられるのではないか?」と、AIの発展を願っていない人もいる。
    しかしAIの進化はとまらない。
    我々人間はその世界でどんな価値を見出せるのだろうか。
  • 生成AIとどう付き合っていくか。
    ①AIをうまく使う
    ②AIと戦う
    ③AIから逃げる
    AIをうまく使える人は①がいいだろう。AIに否定的な考えの人は②か③が考えられるが、②はオススメしない。
    AIに戦って勝つのは絶望的に無理。
    それなら③、つまりAIの手が回りにくい分野に移った方がいい。
  • AIxメタバースでビジネスはどう変わるか?
    クリエイターが数百億円を稼げる時代になる。
    仮想空間のビジネスは無限大。

 

 




著者について

【堀江貴文】
1972年に福岡県八女市にて生まれる。
ライブドアの前身「有限会社オン・ザ・エッヂ」を起業。
野球球団買収やテレビ局買収に乗り出して世間を賑わせた。
33歳の時に証券取引法違反で服役。
その後は実業家としてロケット事業、飲食事業などたくさんの事業に携わる。

公式youtubeチャンネルもありますので気になる方はご覧ください。

刺さった箇所5選

人間とAIの違いは「記憶の容量」
現状、人間とAIの大きな違いは、いわば「短期記憶の容量と更新性」でしょう。その点が今のChatGPTの最大の弱点です。

 

ChatGPTは取り扱える単語や句に限りがありました。しかしバージョンアップデートとともに拡張されています。

 

だんだんと人間と差がなくなってくる。するとLINEやSlackで話す相手が人間かAIか区別できなくなってくるだろうとのこと。

 

 

リアルの世界で頑張るのをやめて、バーチャルの世界で幸せに生きる人が出てくる

 

リアル世界の自分はブサイクで生きづらいけど、バーチャル世界の自分はイケメンとして生きていける、と考える人も出てくるかもしれません。

 

VTuberなんかその台頭ではないでしょうか。

 

賛否あるかもですが、私は活躍できる舞台が増えることなのでいいことだと思います。

 

ジル
ジル

私もVTuber見ますが、非常に楽しく拝見しています。多様で活躍できる社会ですよね!

 

 

AIと壁打ちして自分を進化させる
藤井聡太さんがあの若さで名人位を獲得できたのは、彼が小さい頃からAIを相手に壁打ちをし続けてきたからに他ならない。

 

強いCPUと戦って強くなるってことです。

 

ジル
ジル

学生の頃スマブラでCPUと戦って腕を上げていたのが懐かしい!

 

もしAIが発達したら、CPUのレベルも上がってプロレベルと戦うことができるかもですね。

 

 

論理思考やロジックツリーとは別の思考を持つ人たちが登場する
この速度で今後もテクノロジーが進化していけば、僕たちの世代と、その下の世代の間で倫理観の分断が起こるでしょう。
シンギュラリティの前と後とでは、大正の人たちと、今の僕たちくらいの価値観の違いが生まれるのではないでしょうか。

 

最新のテクノロジーが使える若者と、それについていけなくて毛嫌いする世代で別れるって話ですね。

 

もしこのままAIが進歩して便利になってもそれを使おうとしないのは勿体無いと思います。

 

ジル
ジル

私も30代、若者ではなくなっています。最新の技術についていけていない自分がいるのは分かっています。
でも最新のテクノロジーって上手く使えば大きな成果に繋がりますので、とりあえず情報収集だけは欠かさないようにしないとって思います。

 

 

仕事以外の「居場所」を作ろう
人間にしか価値を発揮できない仕事がなくなっていくのであれば、人間には何が残されるのだろうか。私は、「コミュニケーション」と「遊び」だと思う。

 

現在の仕事はAIに代替されていく。逆に仕事としてみられなかったことが仕事になる可能性があるんですね。

 

「趣味」が仕事になることだって全然あります。

 

ジル
ジル

「夢中になれる趣味」を見つけよう。夢中になれるなら人よりたくさん時間を注ぎ込んでも苦じゃないですよね。

 

3行ノート

①AIのことを勉強する
AIの発展が止まるのは今のところ考えにくい
AIを利用するにしても、逃げるにしても、とりあえず「知ること」が大事
②「趣味」にもっと力をいれる
仕事に追われているだけの生活では、今後AIから仕事を奪われた時何もできなくなってしまう
努力は夢中には勝てない
③近未来を舞台にした作品を観る
本だけでイメージが湧きにくいなら、映像で具体的に感じよう

 

3行ノートとは?
私は本を読破するたびに「3行ノート」をとっています。
これは『メモで自分を動かす全技術 高田晃著』で紹介されていたもの。
本から学んで終わりではなく、実際に行動に移すためのノートです。
本から学んだことの中から3つだけ「これからやっていこう」と思った項目を厳選するだけ。
私はもう少し広いニュアンスで「本から学んだ、自分にとって特に大切なこと3選」みたいにして書いています。

 

《今回紹介した本の情報》
タイトル:ChatGPT vs. 未来のない仕事をする人たち
著者:堀江貴文
定価:本体1,600円(税別)
出版社:サンマーク出版
目次:
序  章 ChatGPTは世界と未来の何を変えるのか?
第1章 結局、ChatGPTで仕事はどう変わるのか
第2章 ChatGPT後の社会と、生き方について教えてください
第3章 生成AIによってビジネスはすでに変わりつつある
第4章 人とAIの違いってどこにありますか?

 

 

この本を読んだ方に併せてオススメしたい本

◎「革命のファンファーレ」西野亮廣

『革命のファンファーレ』のあらすじ紹介〜常識をアップデートしよう〜|書評
若者のみなさんやりたいことってありますか?パッと出てくる人、どんどんその道を突き進んでください。やりたいことが見つかっていない人。いろいろやってみればいい。フラフラ試してみよう。しかし親世代は「とっととひとつに絞ってそれを続けろ」と言ってき...

「好きなことをして生きていけるほど、世の中は甘くない」と言われても、好きでもない仕事は消え、好きなことしか残らなくなってきている。
ここからは、”好きなことを仕事化するしか道が残されていない”時代だ。
多くの親や先生は、この変化を捉えていない。
彼らは、この大波の乗り越え方を知らないのだ。

お笑い芸人でありながら絵本作家として華々しくデビューした西野さんの著書。
今の時代にあったお金を集める方法、広告手法を追求しています。
自身の絵本「えんとつ町のプペル」の無料公開をはじめとした、常識に反した方法で成功されました。

 

◎「死ぬこと以外かすり傷」箕輪厚介

『死ぬこと以外かすり傷』のあらすじ紹介〜バカになって熱狂しろ〜|書評
今世の中は目まぐるしく変化しています。10年周期で起こるような革命が5年、いやもっと早いスパンで起きています。そんな時代、今までのやり方では到底追いつきません。周りの雰囲気に合わせるな。自分を曝け出せ。ひたすら働いて自分を売り込め。私という...

当然、仕事をしていれば苦しいこともあるし、朝は絶望的な気持ちにもなる。しかし、どれほど努力をしても夢中な人には勝てない。
義務感で仕事をやっている人間は、ヨダレを流しながら寝ることも忘れて没入している人間には絶対に勝つことはできない。

書籍メーカー「幻冬舎」の編集者でありながら、経営者やオンラインサロンオーナーなど多彩な顔を持つ箕輪さんの著書。
自己啓発本としてかなりオススメできます。
幻冬舎代表取締役社長「見城徹」に似た熱狂を感じる本。